現地の声

KOJI ARITA (有田 幸司)

Koji Arita(有田 幸司)

徳島大学総合科学部卒業後、父親がハノイで日本語教師をやっていたこともあり、ベトナムに渡り日本料理屋に勤務。その後、勤務していた飲食店に日本の光学メーカーのベトナム工場新設チームのメンバーが来店し、そこで「一緒に働かないか」と誘われたことをきっかけに転職。

メーカーでは通算10年間、リソースマネジメントを中心に、技術やフィリピン工場の撤退支援など非常に幅広い仕事を担当。昨2016年にアグリテックジャパンに参画。

面白いことをやりたい

前職の退職理由をよく聞かれるのですが、こんなことを言うと怒られちゃうかも知れませんが、一言で言うと、全て落ち着いてしまったんです。
最初は形の無いものを作り上げる、仕組みの無い中でルールを作る仕事が多く、面白かったのですが、後半は机に座って、パソコンを叩いているだけの仕事がほとんどになってしまいました。自分としては特にこれがやりたいということは案外無かったりするのですが、パソコンワークを続けたいという気持ちも無かったので、気付いたら辞めてました。

1から100にする楽しさ

アグリテックの求人募集はインターネットで見つけたんです。ベトナムで農業やりますみたいな求人で、これから始まるということに興味がありました。さすがにベトナムで日本人の応募は少なかったのか、早くに採用が決まりました。
入社してやっぱり出来上がっていないと思いました。前職で工場の管理は経験があったので、人やモノの流れを見ればある程度はわかりました。普通だったらそこでガッカリするんでしょうが、僕の場合はその逆。ワクワクしてきました。

入社して最初にやった仕事は、冷蔵庫の中に棚を作る仕事です。いきなり机の上での仕事ではないことに少しニヤりとしました。来た!これぞ立上げだって。メーカーのベトナム工場立上げの時は最初の仕事で机を作りましたが、今回は棚かって。自分が想定していない仕事が次々舞い込んでくるのって、いつだって困惑しますが、気付くとワクワクしてやっている自分がいるんです。 。

ベトナムにおける農業の魅力

ここ数年、ベトナムでも富裕層が増えました。
そしてその富裕層の方々の美味しい野菜、安全な食べ物への関心が高まってきているのを感じます。ベトナムは現在、人口も経済も右肩上がりな状況です。つまり需要は増える一方です。現在、私達の作ったメロンはお店で数千円で売られています。平均賃金が2,3万円の国でそれが売れるのです。
私達の作る高品質で安全なメロンは確実にマーケットに求められていると、そしてその需要は今後増え続けると感じています。そんな成長マーケットでの事業の立ち上げです。つまらない訳がありません。

KOJI ARITA (有田 幸司)

農業の難しさ

全体的な課題としては、歩留まりがまだ悪いです。だから、もっと良くしたいし、無駄を無くしたい。工場で言うところの不良品率を下げる、農業と工業がどこまで応用効くのかわからないが、この辺を突き詰めていきたいと思っています。

けど本当に難しいんです。例えば、ハウスの中で同じ栽培条件でやっているのに、味が違うことがあるのです。また、隣同士なのに大きさが違うこともあります。1つ良くしたら全体が良くなってくれれば良いのですが、簡単にそうはならない。だから余計に全部良くしたいって最近は思うようになりました。

AGRITECK JAPANを最高の農園へ

僕の目標はAGRITECK JAPANが有名になることではなく、ここで作った農作物がただただ美味しいってみんなが言ってくれることです。
日本の農業技術で栽培をしていますが、それに捉われることなく、この場で出来る最高のパフォーマンスをあげたい。だって、食べる人にとって重要なことは最高に美味しいこと、そして安全なことに尽きるのですから。

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